東京消防庁の小論文試験対策に関する「基本情報と基本ルール」に関して詳しく解説

小論文試験

「東京消防庁の試験は筆記試験だけやっておけば大丈夫そう!」

「筆記試験がダメなら小論文対策しても仕方ないので、筆記試験に集中する!」

とかって思ってはいませんか?

実は、東京消防庁の1次試験で重要な鍵を握っているのが「小論文試験」なのです。

ということで、この記事では
「東京消防庁の小論文試験に関する基本情報」について話をしていきます。

・これから東京消防庁の試験を考えている方
・今年は不合格だったけど、来年は合格したいと考えている方
・小論文試験に苦手意識を持っている方

には、ぜひ一読いただきたい内容となっています。

この記事を読んで、東京消防庁の試験でも超重要と言われている小論文試験について理解を深めていきましょう。

東京消防庁の小論文試験基本情報

小論文試験:課題式により、1類及び2類は論文試験、3類は作文試験を行います。

試験内容:課題式のテーマを1題

解答方式:小論文作成用紙に手書きで記入する (800文字以上1200文字程度)

時間:1時間30分 (90分)

※東京消防庁 消防官採用試験専用ページから参照

小論文試験の重要性について

東京消防庁の消防官採用試験において、小論文試験は1次試験における最重要科目です。

なぜかというと、東京消防庁の1次試験の筆記試験が17点だった受験生Aさんが最終合格し、筆記試験が32点取れていた受験生Bさんが不合格になってしまったことがあります。

その理由は、小論文試験の対策対策をしっかり行っていたかにありました。

Aさんは筆記試験の対策も行いながら定期的に小論文試験の対策を行っていましたが、Bさんは多くの対策時間を筆記試験に費やし、小論文試験対策ではなんとなく文章がかけていたことから対策を怠ってしまったため、テーマに沿った文章を適切な方法で提出することができていませんでした。

この事実からも分かるように、 ” 筆記試験だけ ” を頑張っている状態では、東京消防庁の1次試験を突破することはできません。

しっかりと小論文試験の対策時間を作り、試験当日のテーマに沿った適切な文章を書き上げられるようにしましょう。

小論文試験は100点を目指す試験ではない

筆記試験に関しては、試験方法が ” 加点方式 “ になっていることから、100点を目指す試験だと思っています。

基本的に、筆記試験では五指択一の試験方式になっており、マークシートに記入することで正解か不正解かが明確に別れるため、確実に点数を取りに行くことが可能な試験です。

しかし、小論文試験は、実際にあなたが文字を書いて、文章を書いて、考えを述べていく試験になっているので、正解か不正解かという明確な判断をつけて小論文の採点を行うことが非常に難しい試験方式になっていることから、 ” 試験が減点方式 “の試験になっています。

誤字脱字やテーマに沿った文章をかけていなければ、その都度減点をつけていく方法でなければ採点を行うことが難しいのです。

このことから、 ” 100点から減点を少なくするテスト ” になっています。

ここを覚えておくことが超重要です。

小論文試験における超重要なルール

では、小論文における必要不可欠なルールについてご紹介します。

基本的なルールとしては

  • 小論文試験の文章構成を知る
  • テーマに沿った文章を書く
  • 誤字脱字をせず、丁寧に文字を書く
  • 句読点を使う
  • 段落の初めは1マス開ける
  • 記号の使い方を適切にする
  • 「だ。」「である。」調の言葉を使い、横書きで書く

この7ステップに分けることができます。

では、1つづつ簡単に説明してきます。

小論文試験の文章構成を知る

小論文試験には、文章を書き上での大まかな型が存在します。

それが、

です。

ただし、これはあくまでも一例であり、出題されるテーマによっては若干応用する必要があるものもありますので、注意しましょう。

しっかりと問題文章を読んで、何を求められているのか理解しましょう。

テーマに沿った文章を書く

東京消防庁の小論文試験では、社会問題やこれからの消防行政のあり方について問われることが多くあるのですが、その中でも特殊なテーマが平成25年の2回目に出題された

「あなたが今までに最も困難だと感じた経験から学んだことをあげ、それをこれからどのように活かしていくか述べなさい。」

というような問題になります。

このテーマでは、序論で「あなたが今までに最も困難だと感じた経験から学んだこと」を書く必要があるのです。

これはしっかりと小論文試験のテーマを読むことで、理解することが可能だと思いますので、まずはしっかりと論文のテーマを読み、理解することが必要です。

誤字脱字をせず、丁寧に文字を書く

小論文試験における、最も減点されやすいものが、「誤字脱字」「正確な文字をかけていないこと」の2つになります。

あなたが試験官の立場として考えてみるといかがでしょうか?

「消防業務の進行」と書いてあった場合、「遂行」の間違いだと気がつくことは容易ですよね。

また、あなた以外が書いた文章を読んだ時に、わかりづらい文字を書いてあるな〜と思うような過去の出来事はありませんか?

それと全く同じことが、東京消防庁の試験官においても起きています。

このことから、第三者が他人の文章を見るとい、結構気が付きやすい部分となっていることから、減点しやすい対象として見られています。

「確実に正確な文字を書く」ことを徹底しましょう。

句読点を使う

次の文章を見てください。

「消防士にとって必要な素質とは協調性と忍耐力そして人を助けたいという志である。」

「消防士にとって必要な素質とは、協調性と忍耐力、そして人を助けたいという志である。」

どちらも同じ文章ですが、句読点を使って文章を作成することで、読み手が理解しやすい文章を作ることが可能です。

読み手にとって理解しづらい文章は、減点の対象となりますので、注意しましょう。

段落の初めは1マス開ける

小論文試験だけに限らず、作文の試験でも段落の初めは1マス開けるというルールがあります。

これは、文章を書くときの基本ルールになるので、日本語で文章を書く場合には必須のルールとなります。

小論文試験の文章構成とこちらのルールを照らし合わせると、特殊なテーマの場合以外は基本的に4段落の構成になるので、始めの1マスが空いている場所を4つあるか確認して文章を書きましょう。

記号の使い方を適切にする

文章を書く際にカギかっこや句読点、さらには中点(・)を用いることがありますよね。

こちらにも少しづつ細かいルールがあります。

例えば、カギかっこの場合
「強調したい部分」「グラフからの引用をする」時に用いることが適切とされています。

また、中点の場合
「正式名称の中に用いる場合のみ(阪神・淡路大震災など)」使用可能というルールがあります。

このように細かいルールがありますので、少しづつ覚えていきましょう。

「だ。」「である。」調の言葉を使い、横書きで書く

小論文試験と作文試験の大きな違いとなるのが「だ。「である。」調の言葉を用いることです。

これは、言葉の語尾を変えることで修正できますので、確実にこの形で文章を書くようにして下ださい。

誰だってやればできる試験

小論文試験で扱うものは、あくまでも日本語です。

英語や数学のような難しい文字を扱うわけではなく、私たちが普段見て、書いて、言葉にしている日本語なのです。

だから、誰だってやれば絶対にできるようになります。

最後まで諦めず、頑張りましょう!

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