本日はちょっと大きめのお知らせがあります.
この度
「消防コーチングプロジェクトに参加させていただくことになりました!」
これは、私にとっては一つの決断でもあります。
東京消防庁という大きな組織を辞めてから、このお話をいただきいろいろ考えました。
ありがたいことに、現役消防士の方々と接する機会が非常に多くなっており、そんな中で決めた決断です。
今回はこのお知らせと、プロジェクトの趣旨、そして消防コーチングを導入することの価値について綴っていきます。
それではいってみましょう!
消防コーチングプロジェクトの趣旨
まず初めに、なぜこのようなプロジェクトが発足したのかについて話をしていきます。
コーチングプロジェクトの趣旨は
[消防隊員のStop the休職・離職に向けて~コミュニケーションを向上させてハラスメントを無くそう~]
です。
これは、消防職員や警察職員には特に言えることだと感じているのですが、実際にパワハラやセクハラなどが起きていたり、いじめなどがたびたびニュースになっていますよね。
以下の表を見ていただきたいのですが、消防職員と警察職員の早期退職者についての情報をまとめました。
このように、若い世代の退職率は「消防職員では約63.4%」「警察職員では70.9%」とかなり高い割合で若い人の退職が相次いでいます。
ただし、これは全てがハラスメントやいじめなどが原因というわけではありません。
これについての詳細は載っていないので、どんな理由があってこれだけの職員が辞めているのかは正直わかりません。
実際に、私の知っている人や聞いたことのある話では、
「地元の消防局に転職をする人」
「やりたいことが変わったことから転職をしていく人」
「職場に居ずらくなって辞めていく人」
「パワハラを受けて辞めていく人」
「不祥事を起こして辞めていく人」
これらの理由で退職をしている人が多いのではないかと感じています。
この中でも、パワハラによって辞めていく人や職場にいづらくなってしまう人の特徴として、しっかり組織内でのコミュニケーションが取れていなかったのかもしれないということが懸念されています。
このことから、職員間のコミュニケーションを向上させていくことで、心を開いてなんでも話をすることができる環境づくり、お互いの関係性を深め信頼関係をより強固に作り上げることにつながります。その結果、現場力及び組織力をさらに高められ、人に優しく安心して暮らせる街づくりに一丸となる組織づくりを行うことができます。
引用:消防コーチング資料 消防隊員のStop the 求職・離職に向けて~コミュニケーションを向上させてハラスメントを無くそう~ より
そのためには、コーチングの技術を対話の中に用いることが有効であると考えます。
消防コーチングを導入することの価値
- 安心安全なコミュニケーションの場を設けることができる
- 積極的なコミュニケーションをすることができる
- 本心からコミュニケーションをとることで、より部下のことを知ることができる
- 本心で対話することから、より強い信頼関係が生まれる
- 消防組織のコミュニケーション向上によって、現場力や組織力の向上が見込める
安心安全なコミュニケーションの場を設けることができる
まず初めに、コーチングでは対話をしていく場において、安心安全な場を設けることが非常に重要になってきます。
安心安全な場を作り出すためには、上司と部下もしくはチームや組織で共に作り上げていく必要があります。
例えば、守秘義務が守られている場であることや、アドバイスをする場ではないことの合意、さらにはNOをいう場所ではないことなど、お互いに作るルールを認識をしていくことが会話の中でも心理的安全性につながります。
安心安全な場づくりができることで、より部下からも本心で話をしてくれることが多くなる可能性があります。
積極的なミュニケーションをすることができる
これは先ほどの安心安全な場が出来上がってからの話になります。
安心安全な場ができることによって、まずは本心での話をすることができるようになります。
そして、コーチングにおいては協働することが重要になってきます。
上司と部下、チームや組織はお互いに対話の場を作り上げていくために、どちらかが萎縮したり遠慮があると大きなシナジー(相乗効果)は生まれづらくなってしまいます。
そこで必要になってくるのが積極的にお互いが関わり合うことです。
積極的な対話の場になることは、部下や上司にとっても、チームや組織にとっても充実した時間を作り上げていく可能性が大きくなっていきます。
充実した対話になれば、より職場でのチームワークや人間関係が良くなっていく可能性があります。
本心からのコミュニケーションをとることで、より部下のことを知ることができる
安心安全な場づくり、そして積極的な会話をすることは本心での話につながるということを話してきました。
部下は本心で話をする、上司は部下の話を親身になって傾聴することによって、より部下のことを深く知ることができる可能性があります。
さらに、部下のことを良く知ることによって、上司としてのマネジメントや部下指導における効率が上がっていく可能性があります。
また、部下の本心を知っているからこそ、部下の掲げる目標や未来へのビジョンに寄り添ってより良い指導をすることができる可能性があります。
本心で対話をすることから、より強い信頼関係が生まれる
コーチングによって部下のことをより深く知ることができるようになってくると、そこにより強固な信頼関係が生まれ始めます。
より強固な信頼関係を作るには、複数回にわたる対話を行い、部下のことをより深く知っていく必要があります。
より強固な信頼関係ができることによって、パワハラやセクハラなど、休職や離職につながる関係性が減り、職員自身が仕事への充実感をより感じやすくなる傾向にあります。
消防組織のコミュニケーション向上によって、現場力や組織力の向上が見込める
コーチングを重ねるごとに、本心から話ができるようになり、より強固な信頼関係の構築ができるとともにコミュニケーションの向上を図ることができます。
職員間のコミュニケーションがより向上していくことで、災害活動時の現場でのコミュニケーションはもちろんのこと、組織としてもよりコミュニケーションの取りやすい環境を作ることができるようになることから、消防業務の効率化や職員のモチベーション向上にもつながります。
組織は人で構成されているからこそ、より良い人間関係を作り出すことによって、組織の活性化につながり、各地域の安心安全を守ることにもつながっていくのではないかと推測します。
最後に
最後までご覧いただきありがとうございました!
いかがでしたか?
私は今回の「消防コーチングプロジェクト」に参加させていただき本当に嬉しいと感じています。
だからこそ、本気で1組織をよくしていきたいと考えていますし、本気で取り組んでいきます。
私たちもチームで行っていることからいろんな壁にぶつかることもあるかもしれません。
しかし、そんな壁など感じさせないほど、このプロジェクトを導入してよかったと思ってもらえるように全力で取り組んでまいります。
また、このプロジェクトの賛同者も徐々に増えてきており、少しづつ大きくなっている最中です。
是非このプロジェクトに賛同していただける方が増えると嬉しいです!
暫定的に8/23日から1ヶ月間の間クラブハウス内での会話(決定)と、ライブ配信(不定期)を予定しておりますので、お気軽に聞いて見て、話をさせていただけると嬉しいです!
クライブハウス内のクラブに「消防コーチング」で見つけることができます。
また、私のSNSにご連絡ただければURLをお送りしますので、お気軽にお声掛けください!
Twitter:https://twitter.com/ryota1208coach
それではまた!
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