
本日は
「こんな人は消防士に向いていないかも!?元消防士の超個人的意見」
ということで話していきます。
私のブログ(元公務員)では私が元公務員としてこれから役に立ちそうな内容や、公務員のセカンドキャリアなど、公務員の方向けに記事を書いていくことができればとお思っています!
もちろん、公務員でない方でも楽しめるように書いていきます!
私のキャリアは、元消防士(2年半)→個人事業主(ライフ・キャリアコーチ)と、まだまだ社会人の経験としては低いですが、公務員を辞めるとどうなるのか、どんなことが起きるのかなどについての話をしていきます。
さらに、いつもは真面目な話しばかりをしているように感じますが、消防士時代に作っていたまかないのメニューや、小ネタなどについても話しをしていければと思います。
記事の中で、「これは違う」と思われることもあるかもしれませんが、経験してきた一個人の意見としてみていただけると嬉しいです!
さらに、私はコーチングをしております。
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それでは本題!
前回は、「消防士に向いている人」についての記事をだしました。
消防士になりたい人、消防に興味がある人、いかがでしたか?
という事で、今回は「消防士には向いていないかも知れない!?」という事で話をしていきます。
ここで書いていくことはあくまでも、1つの意見にすぎません。
これに当てはまるから、自分は絶対に無理だとは思わないでください!
あくまでも、参考までに使ってください!
先日の記事も出しておきますので、こちらもご活用ください!
それではいきましょう!
消防士に向いていないかも知れない人
- 成長の速度を求める人
- 自由気ままに生きたい人
- 怒鳴られるのが苦手な人
- チームプレーが苦手な人
- 睡眠時間を毎日しっかりとりたい人
- 自分の給料をどこまでも伸ばしたいと考える人
- 世の中にインパクトを与えたい人
成長の速度を求める人
成長速度を求めている人にはあまり向かないかも知れません!
というのも、消防の組織ではある一定以上になるまではポンプ隊員としての勤務を命じられることがあります。
これは、大規模な災害が起きたときには、毎日勤務員でも、補強要因として災害の現場にいくことがあるからです。
そのときに、ある程度の活動ができなければいる意味がありません。
「いや、消防学校でん勉強するから大丈夫っしょ!」
って感覚でいると間違いなく痛い目に遭います。
実際の現場と訓練は別物だと考えた方がいいのではないかと私は思っていて、特に火災の現場では、中に進入していくだけが仕事ではありません。
他にもいろんな仕事があるから、多くの消防車が災害の現場では出場しています。
そして、ある一定のレベルになるためには、ポンプの隊員であれば約2年以上はかかるのではないかと感じます。
というのも、現在では火災件数が年々落ちてきており、いいことではあるのですが、その分現場経験が少ないという状況になってきているのではないかと感じています。
火災件数に関しまして、令和2年度の消防白書を参考にしていますので、以下にURLを貼っておきます。
参考 総務省消防庁より
(令和2年度消防白書 火災予防抜粋)
https://www.fdma.go.jp/publication/hakusho/r2/items/part1_section1.pdf
現場経験が少ないということは、その分現場の経験を積むためにも年数がかかってしまうというのが現実なのではないかと思います。
さらに、やりたい仕事をするためには、その組織の中で資格をとる必要があるものもあります。
例えば、消防士の花形でもある「救助隊」
彼らは、まず筆記試験と体力試験、面接試験に合格する必要があり、おそらく1年に1回の試験が通説になっているのではないでしょうか。
さらに、そこから救助隊になるための訓練期間があり、ようやく救助隊員としての資格を発行されることとなります。
しかし、すぐに救助隊員として救助車に乗ることはほとんどないと思います。
他にも予備隊員として、救助車に乗れず、ポンプ隊員や梯子隊員として待っている人が多くいらっしゃいます。
ということは、そこになるまでにもある程度の期間があると考えられます。
こうなってくると成長速度としては感じづらいものがあって、本当に大丈夫なのだろうかと思う人もいることでしょう。
その他にも資格や、仕事はあるので、各地域の消防署の説明会や、問い合わせをしてみるといいのではないかと思います!
自由気ままに生きたい人
消防職員は、有事の際に必要とされている仕事ですので、基本的にいつでも連絡を取れる体制をとっておく必要があります。
実際に、これは消防団の人でもそうなのですが、有事の際には招集されます。
さらに、これは公務員前半に関わることなのですが、旅行や遠出をするときには「旅行届け」の提出が必要になります。
これは、公務員の安否確認を正確に把握するために、作られており、提出しないとガチで怒られます。笑
ある意味、自分を守る意味でも必要なものになってきます。
さらに、休日も好き勝手に取れるわけではありません。
先日も話をしたかも知れませんが、当番制の職員は基本的に定員数が決まっており、その定員数を割ってしまうと、災害対応に支障が出てしまうため、一定数以下にすることはできません。
そうなると、当番体制の中で休みを取れる人数が決まってきます。
それも、職員で均等に休みを取る人作らなけば不公平が出てしまうことから、1人の人が数日間も取れることは稀です。
こうなってくると、自由度という点においてはかなり劣勢な職種になってくるのではないかとおもいます。
怒鳴られるのが苦手な人
どうしても、体育会系の風が強目な職場ですので、怒鳴られることはしょっちゅうあります。
特に、災害対応の訓練です。
災害時には多くの消防車や救助車などが集まりますよね?
そうなると、サイレンの音や拡声器の音、車のエンジン音や住民の声などによって本当に声が聞き取り辛くなります。
その中で、意思疎通をしたり、会話をすることになるので、どうしても怒鳴り口調になったりしてしまうんですよね。
加えて、アドレナリンが出ている状態で、いつでも危険な状況になることも加味して動かなければならないため、怒鳴り声になってしまっているのだと思います。
あと、これは私だけなのかも知れないでが、要領が悪いとだいぶ怒鳴られます。
私は、かなり要領を掴むのは悪い方だったり、学習能力が低いので、覚えるのに時間がかかりました。これで直近の先輩方にも結構迷惑をかけたことと思います。
特に印象的なのは、訓練の要領を覚えたり、報告書の要領を覚えるのができずに、かなりビクビクしながら仕事をし、怒られるたびにトイレに逃げ隠れていた事を思い出します。
私自信、今となって気がつく事で、若干ADHDやHSPがあるようにも感じていますので、みなさんはこうならないように注意してくださいね!笑
チームプレーが苦手な人
これは、組織というもの自体がこれに当てはまってくるのかな、と思っています。
組織の中では、基本的に組織力が高いのが全てで、個人がどれだけ凄かろうが、その人が協調性というものがなければ、一切そのチームでは機能しなくなります。
特に、消防という組織においてチームプレーができないということは、自分の命、その他の職場の人の命を奪うことにつながりかねません。
人の命を救う側の人間としては、絶対に起きてはいけないことなんです。
だらかこそ、チームというものを優先していく必要があるんですよね。
では、民間企業だとどうなりそうですか?
民間の会社でも、大企業になればなるほど、チームの力というものが必要になってきますよね?
営業力のない会社がその年の売り上げが良くなるわけがないですし、物づくりや企画などができない組織では新しいものを世の中に排出できなくなり、インパクトも無くなっていきオワコンですよね。
協調性が低いかなぁーって思う人は、少なくとも公務員はやめた方が良いかも知れません。
睡眠時間を毎日しっかりとりたい人
これは、特に若手の始めの頃に訪れる現象です。
先ほども話をしたとおり、「訓練と現場は違う」という話をしました。
ここでは、消防学校の訓練と消防署での訓練も違うという事を話していきます。
基本的なことは変わりません。
内容に関していうことはできませんが、部活の1年生と3年生ぐらいの力の差と、応用力の差があります。
はっきり言って、そのぐらいのレベルさは間違いなくあります。
時間があけばとにかく訓練しろという事を言われます。
これは、ある程度のレベルがないと、上司がカバーできるところも仕切れなくなるよ!という事です。
これが命につながってくる可能性も十分にあります。
そのため、若手職員は、夜の事務作業が終わると一休みしてから訓練に入ります。
でも、始めの頃って事務作業も要領が分からず時間がかかるので結構遅くなることがあります。
しかも、そこに夜中の受付勤務も入ってきます。
こうなってくると、訓練していると睡眠時間を削ることになるんですよね。
幸いにも、私は先輩に恵まれたこともあり、訓練はすごく充実していたので良かったのですが、とてつもなく眠かった事を覚えています。
朝の起床のタイミングでお風呂を上がったこともありました。
しかし、訓練することは大切なことなのでぜひやってほしいです。
しかし、それ以上に睡眠が必要な人は、消防署に出てから結構苦労することになるかもしれません。
自分の給料をどこまでも伸ばしたいと考える人
これは消防だけでなく、公務員全体での話です。
現在、地方公務員法第38条の条文によって、地方公務員の営利目的となる副業に関して、原則禁止となっています。
以下に条文載せますのでご確認ください。
(営利企業への従事等の制限) 第三十八条 職員は、任命権者の許可を受けなければ、商業、工業又は金融業その他営利を目的とする私企業(以下この項及び次条第一項において「営利企業」という。)を営むことを目的とする会社その他の団体の役員その他人事委員会規則(人事委員会を置かない地方公共団体においては、地方公共団体の規則)で定める地位を兼ね、若しくは自ら営利企業を営み、又は報酬を得ていかなる事業若しくは事務にも従事してはならない。ただし、非常勤職員(短時間勤務の職を占める職員及び第二十二条の二第一項第二号に掲げる職員を除く。)については、この限りでない。 2 人事委員会は、人事委員会規則により前項の場合における任命権者の許可の基準を定めることができる。
参考:https://elaws.e-gov.go.jp/document?law_unique_id=325AC0000000261_20200401_429AC0000000029
さらに、公務員はある一定の給料体制によって、給料の支払いがされていますので、一定以上の給料になるには、手当てや残業によるものとなってしまいます。
以前から、私のブログでは残業はしない方がいいと言っていますので、その道はないと考えた方が良いでしょう。
ということは、手当て以外での給料を上げる方法がなくなります。
こうなってくると現段階で、給料を伸ばしたいと考えている人や「FIRE」を目指したいと考えている人はやめた方が良いのではないかということになります。
世の中にインパクトを与えたい人
公務員の世界では、基本的に目立つ必要はありません。
与えられた職務を全うし、各地域の安心安全を守ることや、地域住民の役に立つことが求められます。
このことからもわかるように、公務員が何かを成し遂げるために、目立つ必要は全くないんですよね。
ちなみに、もしも公務員という組織体制の中にインパクトを与えるとしたら、高い確率である程度の年齢と階級を持ち合わせていることが必要不可欠となります。
まず、消防士や消防副士長でこれができる人はいないと思われます。
もしも、そんなアイデア出そうもんなら、上司からストップが出ることだってあると思います。
公務員になった人は、決められた仕事を、決められたように、決められた作法に従ってできる人材が求められる存在だと、私は感じています。
最後に
ここまで読んでいただきましてありがとうございました!
いかがでしたでしょうか?
冒頭にも説明したように、これに当てはまるからと言って消防士に向いていないと言い切ることはできません!
あくまでも、私が2年半という短い期間の中で感じていることなので、現職の方からしたらこれは違うという部分もあるのではないかと思います。
しかし、ここで書いていることは一つの指標としてあなたの中で消化してもらえればいいと思います。
人それぞれ感じ方は違いますので、実際に見て、体験して、あなたが決めればいいと思います。
しっかりと自分の中で考えることができない人は、おそらくどこの職場に行っても「ん〜」って微妙な搬送されてしまうと思いますので、ぜひご自身の意見を持つためにも考えてみてください!
私は、いろんな事を考えた結果、現在は個人事業主としてコーチングをおこなっています!
それではまた!
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